脳・神経・筋センター
脳・神経・筋センター
脳・神経・筋疾患とは何ですか?

脳・神経・筋疾患とは、脳、脊髄、末梢神経、および筋肉の病変が原因で、運動障害を引き起こす疾患の総称です。
代表的な疾患には、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄性小脳変性症、筋ジストロフィー、重症筋無力症などがあります。それぞれの疾患で症状や進行が異なるため、早期診断と適切な治療が重要です。

神経系の疾患の割合は増加

厚生労働省の患者調査によると、神経系の疾患の割合は、1996年には推計入院患者数の4.5%でしたが、2023年には10.5%に増加しています。

出典:厚生労働省 患者調査の概況 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/10-20-kekka_gaiyou.html

高齢化社会を迎える中で、認知症、神経変性疾患、脳血管疾患など脳・神経・筋疾患の有病率が増加しており、社会的および医療的な課題となっています。

沖縄病院は、難病診療連携拠点病院として、沖縄県内で極めて重要な役割を担っています。その存在は、地域の医療体制を支える中核として、多くの患者や医療従事者にとって不可欠な存在となっています。


沖縄病院の脳神経内科とは?

診療科については以下のリンクからご覧いただけます。

脳神経内科について

神経系の疾患     
神経系の疾患が進行すると

筋力が落ちて歩くことが難しくなると、外出がしにくくなり、転倒のリスクが高まります。症状は多岐にわたり、リハビリや介護が必要となる場合もあります。日常生活に支障が出て、本人や家族の生活に大きな影響があるかもしれません。難治性や再発性の病気の場合、闘病生活が長引き、精神的ストレスや経済的負担も増えます。

我々は包括的な支援体制を整え、患者さんとその家族が直面する問題に対して専門のケースワーカーが個別に対応します。具体的なアドバイスや支援、介護保険申請手続き、医療費助成制度の利用をサポートし、経済的負担を軽減し安心して医療や介護を受けられる環境を整えます。

医療技術の進歩により新しい治療法や薬剤が開発されています。予防や早期発見、生活の質向上を目指した包括的支援体制の整備が求められています。

相談
神経難病対策に取り組んでいる病院

国立病院機構では、政策医療(国が担う医療)のひとつとして、旧国立病院・療養所の時代から神経難病に対する治療や調査研究に取り組んできました。以降、それぞれの病院で神経難病対策が講じられてきた結果、それぞれの特色を活かした病院独自の治療方法や環境設備が確立されています。沖縄病院は、神経難病に取り組んでいる病院のひとつです。

脳神経内科病棟

沖縄病院は脳神経内科病棟145床(筋ジストロフィーを含む)を有しています。
脳神経内科医の少ない沖縄県において、神経・筋疾患のセンター的役割を担っており、大学病院を含めて幅広く多くの医療機関からご紹介をいただいて診療しています。脳神経内科疾患であれば、専門領域を特に限ることなく、幅広くご相談に応じています。

神経難病対策に取り組んでいる病院について詳しく知りたい方は、こちらからご覧いただけます。
引用:独立行政法人国立病院機構 神経難病対策に取り組んでいる病院

神経難病対策
沖縄病院
脳・神経・筋センターの協力体制

私たちは、脳・神経・筋疾患の適切な診断と治療に全力を尽くし、患者さま一人ひとりに最適な医療が提供できるよう努めています。

各科の医師や専門職は、互いに協働しながら病院内でのチーム医療を推進し、総合的なケアが行えるよう取り組んでいます。

地域医療連携では、患者さまとそのご家族が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、総合的な支援を行っています。

研究部門では、様々な脳・神経・筋疾患の病態解明と克服に向けて、国内の医療機関と連携し、最新の研究成果を共有することで、より効果的な治療法の確率を目指しています。

脳・神経・筋疾患協働
各部門の紹介

脳・神経・筋センターは、以下の部門で構成されています。各部門についてはこちらからご覧いただけます。

実施している脳・神経・筋疾患の臨床研究について

当院の脳・神経・筋疾患センターでは、最新の医療技術と知識を駆使して、脳、神経、筋疾患に関する臨床研究を積極的に進めています。私たちの研究チームは、患者さんの生活の質を向上させることを目指し、日々努力を重ねています。
現在進行中の臨床研究について詳しく知りたい方は、以下のリンクから詳細をご覧いただけます。研究課題や公開文書などさまざまな情報を提供しております。

臨床研究課題一覧
トップに戻る