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臨床研究部
臨床研究部長 挨拶
患者さんに寄り添う探究心

 沖縄病院は歴史的に肺結核、肺癌をはじめ呼吸器疾患と神経難病の診療にほぼ特化し、その専門性を強みに臨床研究活動が進められ、歴代先輩方のご尽力により多くの業績を積み上げてまいりました。そして臨床研究活動をさらに推進すべく2019年4月より臨床研究部として国立病院機構より承認設置となり、臨床研究部長を拝命いたしました。
 昨今、臨床研究法施行や倫理指針改定など臨床研究を取り巻く環境は大きく変化しております。当院でも臨床研究体制の再編や、各種規定手順書をみなおし、ようやく軌道に乗りはじめたところです。これまで治験・臨床試験の契約、実施、管理などの役割、責任が分散しておりましたが、関連部門より構成される実務担当者ミーティングを開始し、各部門の意識を統一することで試験の進捗状況、研究費の扱いを定期的に院内へ周知し、また治験・倫理審査委員会を再編しスムーズな運用体制としました。
 院内の診療に応じ臨床研究部に6つの室「呼吸器疾患研究室」、「がん集学治療研究室」、「内視鏡・画像研究室」、「臨床神経科学研究室」、「基礎神経科学研究室」、「治験管理室」を設け、それぞれの分野で研究、試験を進め、国立病院機構の共同研究や全国的な臨床研究グループにも積極的に参加しております。

寄り添う探求心

 臨床研究部の発足にあたり「患者さんに寄り添う探究心」を基本理念に掲げました。そして活動指針として「臨床の疑問を感じ・考え・行動する医療人」、「臨床研究の価値に出会い価値を創る病院」としました。臨床研究のテーマは日々の疑問、患者さんの悩みを感じとる力が大切と考えております。研修医、若手スタッフが臨床研究の楽しさに触れ、そして新しい価値を創り出す気風、伝統を創り上げたいと考えております。多くの施設同様、診療業務との併任ですが、医局はじめ院内各部門、そして協力(強力)的なスタッフの支援のもと、病院全体で臨床研究の推進に取り組んでいきたいと考えております。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

寄り添う探求心

臨床研究部長 河崎 英範

臨床研究部からお知らせ
治験と臨床研究
治験とは

治験は、新しい薬剤や治療法の安全性と有効性を評価するための試験です。

目的
  • 新薬や治療法が人間に対して安全で効果があるかどうかを確認します。
フェーズ
  • Phase I:少数の健康な被験者に対する安全性の評価
  • Phase II:少数の患者に対する有効性と安全性の評価
  • Phase III:大規模な患者集団に対する有効性と副作用の評価
  • Phase IV:市販後の長期的な安全性と有効性の監視
治験と臨床研究
臨床研究とは

臨床研究は、既存の治療法や薬剤、医療技術の改善、新しい知識の獲得を目的とした研究です。

目的
  • 病気の原因や進行、既存の治療法の効果や改善点の評価、新しい医療技術の開発など多岐にわたります。
種類
  • 観察研究や介入研究など、様々な形態があります。観察研究は患者の生活や治療の経過を観察し、介入研究は新しい治療法の効果を比較するものです。。

治験については、こちらから詳しくご覧いただけます。

治験管理室

治験以外の臨床研究については、こちらをご覧ください。

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