患者さまの立場を尊重し、高度で良質の医療を提供します。
- 政策医療を担いつつ、質の高い適切な医療サービスの提供
- 患者さまの視点に立った、温かく思いやりのある接遇
- 健全な経営基盤の確立
- 安心して療養に専念できる快適な環境
- 臨床研究の活性化と臨床教育・研究機能の充実と人材育成
沖縄病院の診療科・部門案内については下記をご参照ください。
- 呼吸器疾患に関する高度先駆的医療
- 放射線診断および治療
- 鏡視下手術(胸腔鏡・腹腔鏡)
- 専門外来(気管支喘息・咳、非結核性抗酸菌、ピロリ菌、肺ドック、乳腺甲状腺)
- 神経、筋疾患、難病の診断と治療
- 一般診療(消化器、循環器、糖尿病)
- 沖縄県結核医療中核病院
沖縄病院では、厚生労働省の定める施設基準を満たすために、専門医の配置や診療体制の整備など、必要な取り組みを行っています。
沖縄病院では、患者さま・ご家族・地域の皆さまに安心して医療を受けていただけるよう、以下の方針・指針を定めています。
- 医療サービスの提供
- 他の医療機関・介護事業者との連携
- 他院からの照会への回答
- 外部医師の意見・助言の取得
- 検体検査等の業務委託
- ご家族への病状説明
- その他、診療に必要な利用
- 保険・公費負担医療に関する事務
- レセプトの提出と照会対応
- 行政機関への提出・回答
- その他、診療費請求に必要な利用
- 会計・経理
- 他医療事故報告
- 病棟管理(入退院など)
- 医療サービスの質向上
- 健康診断結果の企業等への通知
- 医師賠償責任保険等への相談・届出
- 業務改善のための基礎資料作成
- ホームページのアクセス解析による情報提供の改善
📈 アクセス解析について
当院では、ホームページの利用状況を把握し、より良い情報提供を行うために、Google社のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を使用しています。このツールは、Cookieを利用して匿名のトラフィックデータ(閲覧ページ、滞在時間など)を収集します。収集された情報には個人を特定できる内容は含まれておらず、統計的な分析のみに使用されます。なお、Googleアナリティクスによるデータ収集を希望されない場合は、以下の方法でオプトアウト(無効化)することが可能です。
- ご利用のブラウザの設定でCookieを無効にする
- Google社が提供する「Googleアナリティクス オプトアウト アドオン」を利用する
詳細はこちら:https://tools.google.com/dlpage/gaoptout)
- 医療実習への協力
- 症例研究(医療の質向上目的
- 外部監査機関への情報提供
- 臨床研究・治験のためのカルテ調査(契約業者による場合あり)
🩺 医療実習に関するご案内
当院では、医療の質向上と人材育成のため、臨床実習生の受け入れを行っております。実習生が臨床の現場に立ち会うこともありますが、患者さんの安心と安全を最優先に、以下の点に十分配慮して実習を進めてまいります。
-
指導体制について
実習生は、経験豊富な医療スタッフの指導・監督のもとでのみ臨床に立ち会います。 -
診療同席に関する同意の取得
実習生が診療に同席する際は、事前に患者さんの同意をいただくよう努めております。もちろん、実習生の立ち会いを希望されない場合は、遠慮なくお申し出ください。 -
安全とプライバシーの保護
実習生には、患者さんの安全と個人情報の保護について十分な教育を行っており、適切な対応を徹底しています。
患者さんやご家族の皆様には、ご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。今後とも、信頼される医療の提供に努めてまいります。
🧬 がん登録と二次利用について
「がん登録」とは、がんの診断や治療の経過などに関する情報を、病院や診療所が収集・整理・解析する仕組みです。患者さんご自身が登録を行う必要はなく、医療機関が責任をもって対応いたします。
この登録によって、毎年どれくらいの方が新たにがんと診断されているか(罹患数)や、診断後の生存状況(生存率)などが明らかになります。 これらの情報は、国や地域におけるがん対策をより効果的に進めるために活用されています。
なお、がん登録にあたっては、患者さんのプライバシーや権利が損なわれることのないよう、法律に基づき厳格な個人情報の保護が行われています。情報は適切かつ安全に管理されており、安心して医療を受けていただける体制が整っています。
引用:がん情報サービス「制度やサービスを知る」
下記をクリックするとがん情報サービスへ移動します。
全国がん登録とは 院内がん登録とは当院では、がんの診断・治療に関する情報を「院内がん登録」として記録し、国立がん研究センターへ提出しています。このデータは、報告書の作成だけでなく、より良いがん医療の実現に向けた研究や政策立案のために、二次利用されることがあります。
具体的には、以下のような活動に活用されます。
- がんの実態を把握するための詳細な集計や解析
- 全国の医療機関を対象としたアンケート調査による意見収集
これらの二次利用は、定められた審査を経て、適切な手続きのもとで行われます。もちろん、患者さんのプライバシーは厳重に保護され、個人が特定されることはありません。
なお、ご自身の情報がこうした二次利用に使われることを希望されない場合は、いつでもお申し出いただけます。ご希望の方は、下記の「患者相談窓口」までご連絡ください。
患者相談窓口皆様のご理解とご協力をいただきながら、より良い医療の提供に努めてまいります。
- 上記のうち、同意しがたい項目がある場合は、遠慮なくお申し出ください。
- お申し出がない場合は、同意いただいたものとして取り扱います。
- 同意は、いつでも撤回・変更が可能です
- 利用目的:診療記録の作成、診療費の計算・請求、医療サービスの提供
- 記録項目:氏名、生年月日、住所、電話番号、保険証番号、診療内容、検査結果など
- 管理部門:企画課、入院係、外来係
- 開示請求窓口:管理課(沖縄県宜野湾市我如古3丁目20-14)
当院では、患者さまの個人情報を適切に管理するため、「個人情報ファイル簿」を作成し、情報公開制度に基づき公開しています。
このファイル簿には、当院が保有する個人情報の種類・利用目的・管理部門などが記載されています。
ご自身の情報がどのように扱われているかを知りたい方は、以下の資料をご覧ください。
沖縄病院は、地域包括ケアシステムの中で、地域と医療を繋ぐ役割を担っています。疾病や障害、加齢等による心身の機能低下があっても、人生の最終段階を迎える患者が、その人らしい最期を迎えられるよう、厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」などの内容を踏まえ、患者とその家族等に対し適切な説明と話し合いを行い、患者本人の意思決定を尊重し医療・ケアを提供することに努めます。
がんの末期のように、予後予測ができる状態
- 慢性疾患の急性増悪を繰り返し、予後不良に陥る場合
- 誤嚥性肺炎を繰り返すなど、食事が食べられなくなった状態
- 脳血管疾患の後遺症や心身機能の障害(認知症や老衰など)で死を迎える場合
なお、人生の最終段階の判断は、患者の状態を踏まえて多職種で構成する医療・ケアチームで判断します。
がんの末期のように、予後予測ができる状態
- 医師等の医療従事者から適切な情報の提供と説明がなされ、それに基づいて医療・ ケアを受ける患者が多職種の医療・介護従事者から構成される医療・ケアチームと十分な話し合いを行い、患者本人による意思決定を基本とした上で、人生の最終段階における医療・ケアを進めていきます。
- 時間の経過や患者本人の心身の状態によって意思は変化しうるものであることを踏まえ、患者本人が自らの意思をその都度示し、伝えられるような支援を医療・ケアチームにより行い、患者本人との話し合いを繰り返し行います。
- 患者本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、ご家族等の信頼できる方も含めて、患者本人との話し合いを繰り返し行います。また、この話し合いに先立ち、患者本人は特定のご家族等を自らの意思を推定する者として前もって定めていただきます。
- 人生の最終段階における医療・ケアについては、医療・ケア行為の開始・不開始、医療・ケア内容の変更、医療・ケア行為の中止等、医療・ケアチームによって医学的妥当性と適切性を基に慎重に判断します。
- 医療・ケアチームにより、可能な限り疼痛やその他の不快な症状を十分に緩和し、患者やご家族等の精神的・社会的な援助も含めた総合的な医療・ケアを行います。
- 生命を短縮させる意図をもつ積極的安楽死は、本指針では対象としません。
患者本人の意思が確認できる場合
- 患者本人の状態に応じた専門的な医学的検討を経て、医師等の医療従事者から適切な情報の提供と説明を行います。
- その上で、患者本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた話し合い、患者本人の意思決定を基本とし、多職種から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行います。
- 患者本人の意思は時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて変化しうるものであることから、医療・ケアチームにより、適切な情報の提供と説明をおこない、患者本人が自らの意思をその都度示し、伝えることができるような支援を行います。
- さらに、患者本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることを踏まえ、患者本人に、ご家族など患者自らの意思を推定できる方(代理意思決定者)を前もって定めていただくことで、患者本人と一緒に医療・ケアチームと繰り返し話し合いを行います。
- このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度カルテに記載します。
患者本人の意思が確認できない場合
患者本人の意思確認ができない場合には、次のような手順により、医療・ケアチームの中で慎重な判断を行います。
- ご家族等が本人の意思を推定できる場合には、その推定意思を尊重し、患者本人にとっての最善の方針をとることを基本とします。
- ご家族等が患者本人の意思を推定できない場合には、患者本人にとって何が最善であるかについて、本人に代わる者としてご家族等と十分に話し合い、本人にとっての最善の方針を基本とします。
- また、時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて、このプロセスを繰り返し行います。
- ご家族等がいない場合及び家族等が判断を医療・ケアチームに委ねる場合には、患者本人にとっての最善の方針をとることを基本とします。
- このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度カルテに記載します。
複数の専門家からなる話し合いの場の設置
上記1及び2の場合における方針の決定に際し、
- 医療・ケアチームの中で心身の状態等により医療・ケアの内容の決定が困難な場合
- 患者本人と医療・ケアチームとの話し合いの中で、妥当で適切な医療・ケアの内容についての合意が得られない場合
- ご家族等の中で意見がまとまらない場合や、医療・ケアチームとの話し合いの中で、妥当で適切な医療・ケアの内容についての合意が得られない場合
- このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度カルテに記載します。
これらについては、医療・ケアチーム以外の複数の専門家を加えて話し合いを行い、方針等についての検討及び助言を行います。
私たちは、すべての人が安心して医療を受けられる社会を目指しています。この指針は、患者と医療者が信頼と協力のもと、より良い医療を共に築くための基本的な考え方を示すものです。医療は、患者と医療者が共に築くものです。この指針が、より良い医療の実現に向けた一歩となることを願っています。
患者さんは、以下のような権利を有しています。
-
適切な医療を受ける権利
科学的根拠に基づいた、安全で質の高い医療を受けることができます。 -
説明と同意の権利(インフォームド・コンセント)
自分の病状、治療内容、選択肢について十分な説明を受け、納得した上で治療を選ぶことができます。 -
プライバシーの尊重
個人情報や診療内容は適切に保護され、尊重されます。 -
尊厳の保持
どのような状況でも、人としての尊厳が守られます。 -
意見を述べる権利
医療に関する疑問や希望を自由に伝えることができます。
より良い医療を実現するために、患者さんにも以下のような協力が求められます。
-
自分の健康に関心を持つこと
症状や生活習慣について医療者に正確に伝えるよう努めましょう。 -
医療者との信頼関係を築くこと
医療者の説明を理解しようとする姿勢や、疑問があれば率直に尋ねることが大切です。 -
医療環境への配慮
他の患者や医療スタッフへの思いやりを持ち、円滑な医療提供に協力しましょう。 -
治療への主体的な参加
自分の治療に関心を持ち、可能な範囲で積極的に関わることが望まれます。
当院では、厚生労働省が推進するACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方に基づき、人生の最終段階における医療・ケアの充実を図るため、意思決定支援の体制を整えています。
ACPとは、将来の医療やケアについて、本人・家族・医療者が繰り返し話し合うプロセスです。「人生会議」とも呼ばれ、急な病状の変化に備え、本人の価値観や希望を医療に反映することを目的としています。
引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組です。
引用:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html
当院では、厚生労働省が推進するACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方に基づき、人生の最終段階における医療・ケアの充実を図るため、意思決定支援の体制を整えています。
医療者は、患者さんやご家族との対話を通じて、意思の確認・記録・共有を行い、その人らしい医療・ケアの提供に努めています。具体的な取り組みは以下の通りです。
- 医師・看護師・相談員による話し合いの支援
- 診療録や意思表示シートへの記録と医療チーム内での共有
- ACPに関する職員研修の実施(eラーニング・集合研修)
- 関連文書の整備と運用(意思表示シート、説明資料など)
- 本指針の定期的な見直しと更新
患者様やご家族の皆様が安心して医療を受けられるよう、当院では職員へのハラスメント防止に取り組んでいます。適切な対応をお願いするとともに、ご理解とご協力をお願いいたします。
沖縄病院における基本方針については、こちらをご覧ください。
医療現場では、患者様に寄り添いながら診療・対応を行っています。しかし、暴言や過度な要求などのカスタマーハラスメントが発生すると、安全な医療提供に支障をきたす場合があります。当院では、こうした行為への対応を行っております。
出典:厚生労働省・日本薬剤師会

