薬剤部について

薬剤部門業務の概要

薬剤部の運営は、10名の職員(助手2名、薬剤師4名、主任2名、副薬剤部長1名、薬剤部長1名)で行っています。

担う業務は、対物的業務である医薬品の管理・供給、調剤、院内製剤、抗がん剤の無菌調製、マスに対するDIに加えて、TDMによる投与設計、個別DI、入院・外来患者への服薬指導、病棟薬剤業務(入院時服薬計画、持参薬鑑別、処方支援、検査支援、処方チェック、投与ルートチェック、副作用モニタ、医薬品副作用被害救済制度申請の支援など)、臨床研究・治験のサポートなど医療の本質である対人業務を行っています。

加えて、NST、ICT、緩和、褥瘡などの医療チームでの活動、医療安全活動のほか院内各種委員会で活動しています。

さらに、より高い質の医療をより早く提供するために、医師・薬剤師協働による検査・処方のオーダに関するPBPM (※)、院外処方せんにおける調剤変更に関する事前合意プロトコルの運用の管理も行っております。

※ PBPM [Protocol Based Pharmacotherapy Management]

医師と薬剤師とで事前に作成・合意したプロトコルに基づき行う薬物治療の管理方法(2010年の厚生労働省医政局長通知(医政発0430第1号)に基づく行為)です。

薬剤部門の基本的方針

  • 安全で安心できる薬物療法を提供する
  • 治験・臨床研究を推進する
  • 学生および職員に対する教育・育成・学術活動を推進する
  • 地域社会の医療活動・衛生活動に寄与する
  • 健全な病院経営へ寄与する

研修施設認定

  • 日本医療薬学会 医療薬学専門薬剤師制度研修施設
  • 日本医療薬学会がん専門薬剤師認定制度研修施設
  • 日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師認定制度研修施設
  • 薬学生長期実務実習受入施設

スタッフ紹介

氏名 役職 所属学会 資格・専門性
山形 真一 薬剤部長
治験事務局長
医薬品情報管理室長
医薬品安全管理責任者
日本医療薬学会
日本化学療法学会
日本医療マネジメント学会
日本薬物動態学会
日本TDM学会
日本医薬品安全性学会
日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師
日本医療薬学会医療薬学指導薬剤師
認定実務実習指導薬剤師
薬物動態学、薬物代謝学
特殊薬物動態時の投与設計
医療安全
上原 智博 副薬剤部長
治験事務局長補佐
医薬品情報管理係長
日本臨床栄養代謝学会 NST専門療法士
認定実務実習指導薬剤師
一般医療薬学
鈴木 寛人 主任 日本医療薬学会
日本化学療法学会
日本臨床腫瘍薬学会
日本臨床栄養代謝学会
NST専門療法士
臨床栄養代謝専門療法士(がん専門)
認定実務実習指導薬剤師
一般医療薬学、感染制御
抗菌化学療法
築田 晃直 主任 日本医療薬学会
日本臨床腫瘍薬学会
日本緩和医療学会
日本緩和医療薬学会
外来がん治療認定薬剤師
緩和薬物療法認定薬剤師
日本糖尿病療養指導士
一般医療薬学
長谷部 歩 薬剤師 日本医療薬学会
平田 亮介 薬剤師 日本医療薬学会
日本化学療法学会
千田 祥子 薬剤師 スポーツファーマシスト
中嶋 慎太郎 薬剤師

保険薬局の皆様へ

当院の外来を受診した際の処方薬は、原則として院外処方箋を基に、患者さんが選択した保険薬局での調剤により交付されます。

当院の院外処方には一般名処方を導入しています。また、処方せん用紙の右半面に患者さんの臨床検査値の一部を印字しております。処方鑑査、服薬指導などにご活用をお願いいたします。院外処方箋の書式や表示などに関するご意見は、薬剤部長までご連絡をお願いいたします。

また、 「部門業務の概要」でも触れておりますように、調剤の際に必要となることが多い、処方変更に関する医師との都度の合意(薬剤師法第23条第2項該当行為に対して)を効率化する「院外処方箋における調剤変更に関する事前合意のプロトコル」を、調剤・診療業務の効率化をし、患者さんへのケアの充実を図る目的で運用しています。

本プロトコルを保健薬局で運用するには、プロトコルの趣旨や合意事項の詳細関する説明を薬剤部担当者より説明させていただきます。その上で、当院と御施設との合意書を交わすことが必要となります。

契約をご希望の際には、FAX(自由書式)にて薬剤部長までご連絡ください。こちらから折り返しご連絡いたしますので、御都合の良い時刻帯をお知らせください。

書式

院外処方箋における調剤変更に関する事前合意のプロトコル (2019年12月25日版)

調剤変更に関する事前合意のプロトコル合意書

お問い合わせ先

FAX:098-898-2126

薬剤部長:山形 真一

がん化学療法レジメンについて

当院外来で使用しているがん化学療法レジメンを、以下のページにて公開しています。

当院における化学療法レジメン一覧 (2020年10月更新)

患者さんより受け取られた「外来化学療法薬剤管理情報提供書(病院)」中に記された各レジメンに対応する番号と略語 (例:【110104】CDDP(day1)+DTX(day1)3週毎)をクリックすることでレジメン内容が閲覧できますので、来局した患者さんが現在受けている治療内容の把握に活用してください。

また、保険薬局から当院へ治療に関する情報提供には、下に示す「外来化学療法薬剤管理情報提供書(薬局)」をダウンロードし内容を記載した上で、以下のFAX番号までお送りください。

※FAX送信先:098-898-2126

外来化学療法薬剤管理情報提供書(薬局)

DI窓口について (製薬会社の担当MR、医薬品卸業MSの方へ)

当院における製品プロモーションは、当院の医師、薬剤師など医療者からの照会対応の場合をのぞいて、原則発売された医薬品が対象となります。

また、DI、欠品、製品回収、緊急安全性情報、製品プロモーションは薬剤部長までお知らせください。

面会は13時から15時が比較的スムーズかと存じます。これ以外の時刻の場合には、予めお約束をいただけますと確実かと存じます。折角のご訪問いただいた機会を無駄にしない為にも、情報伝達を確実なものにするためにも、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。緊急性の高い場合には、この限りではありません。

※現在(2020年2月27日〜)は、COVID-19拡大抑制のために、取引会社の担当者の方との面談は必要最小限でお願いしております。面談以外のコニュミケーション方法(Email、FAX、お電話など)を活用して情報提供へのご協力をお願いいたします。

薬品管理業務 (製薬会社ならびに医薬品卸売り業の皆様へ)

院内へ立ち入る際には、ご所属とご氏名などを明記した身分証を身につけられますようお願いいたします。

医薬品採用は、各科各部署からの申請を院内薬事委員会にて審査した結果を基に、院長が許可した場合に採用しています。定例の薬事委員会は奇数月に開催しています。

また、申請に先立って、納入価の見積り合わせと契約が必要となります。各卸売業の皆様におかれましては、適正な競争をお願いいたします。

納品・検収時には、薬剤師または薬剤助手が立ち会い、薬剤名称(商標、剤形、規格単位)、包装当たりの入り数、包装数、製造ロット、使用期限、外観などをチェックします。迅速なチェックを心がけてはおりますが、最低限必要な時間があります。配送の方におかれましては、ご理解とご協力をお願いいたします。

さらに、使用期限までの残りの年月数が、製造後の有効年限の50%を下回る医薬品(例:製造後3年間有効の医薬品の残りの年月数が1年6ヶ月を下回る場合など)を納入する際には、原則として薬剤部長に事前のご相談をお願いいたします。

教育・育成活動

実務実習指導薬剤師の在籍の下、毎年1~2名の薬学部長期実務実習生を受け入れています(主に九州内の薬学部生)。実習内容は、コアカリキュラムに準拠した上で、必要、状況に応じて、医師を含めた他の医療職の体験型実習を行っています。

また、当部門は日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師制度、がん専門薬剤師制度、薬物療法専門薬剤師制度の研修施設として認定を受けており、認定・専門薬剤師の育成に取り組んでいます。毎年、各種学会・病院薬剤師会・国立病院機構主催の県内外の研修会、研究会、学術集会などへ職員を派遣して技術研鑽の機会を設けています。

さらに、国立病院機構九州グループ病院の特徴的な研修として、入職後5年目くらいまでの薬剤師を対象として、グループ内の勤務先外の施設へ3~5日間派遣し、業務を経験する特定技能派遣研修があります。

そして、これのアドバンストコースの位置づけとなる、主任薬剤師までを対象とした交換研修も行っています。この研修では、急性期病院—療養型病院に勤務する薬剤師を互いに交換して、2週間それぞれの施設で薬剤師として勤務し研修を行います。

これら研修では、勤務先以外の薬剤師との意見交換・交流を通しての人的ネットワークを広げることに加え、勤務施設とは異なる性格の病院で求められる業務・環境を「仕事」として経験することにより、医療人として求められる視野を広げることと、その後の進路や専門性を考える上での効果が期待されます。

学術活動 (2018年4月~2020年3月)

学会

2020年
  • 第35回日本臨床栄養代謝学会
    当院の高催吐性リスクレジメンにおける制吐剤の妥当性の検討

    鈴木 寛人、中嶋 慎太郎、平田 亮介、山形 真一

2019年
  • 第34回日本静脈経腸栄養学会
    肺癌の術後合併症評価としてPNIの有用性

    鈴木 寛人、饒平名 知史、赤坂 さつき、上原 智博、河崎 英範、山形 真一

  • 第67回日本化学療法学会学術集会
    麻疹抗体保有者と出生年代別におけるワクチン定期接種との関係性の検討

    鈴木 寛人、永野 真久、大隅 理恵、谷村 久美、上原 智博、比嘉 太、大湾 勤子、山形 真一

  • 第22回日本医薬品情報学総会・学術大会
    院外処方箋の変更調剤に関する事前合意プロトコルの運用効果と評価

    山形 真一、鶴崎 泰史、吉本 辰暁、中川 義浩

  • 第73回国立病院総合医学会
    髄膜炎時のバンコマイシンの髄液移行率を推察するための指標について-1症例を基に-

    山形 真一、狩野 亘平、白澤 宏美、原田 公正、鶴崎 泰史、中川 義浩

    肺切除後の術後合併症評価としてのPNIの有用性

    鈴木 寛人、饒平名 知史、赤坂 さつき、上原 智博、河崎 英範、山形 真一

    当院における含カルボプランチン化学療法レジメン時の制吐療法に関する妥当性

    中嶋 慎太郎、鈴木 寛人、上原 智博、山形 真一

  • 第29回日本医療薬学会年会
    DTX+RAMによる肺癌治療時のG-CSF投与に関する医療経済学的検討

    鈴木 寛人、築田 晃直、山形 真一

2018年
  • 第12回日本緩和医療薬学会年会
    緩和ケアおよび医療用麻薬に関する薬学部実務実習生の意識調査

    尾関 あゆみ、鶴崎 泰史、山形 真一、浮池 聡子、中川 義浩

  • 第20回医療マネージメント学会学術総会
    院外処方箋における疑義に関する事前合意プロトコル運用の効果に対する評価

    鶴崎 泰史、山形 真一、中川 義浩

    手術関連業務への薬剤師の関与の効果と医療職からの評価

    山形 真一、水町 純一、鶴崎 泰史、中川 義浩

    医薬品適応外使用取り扱い規定の運用について

    中川 義浩、山形 真一、鶴崎 泰史、水町 純一

    プロトコールに基づいた検査オーダ代行後のHBVスクリーニング検査実施率の変化

    丸田 基史、鶴崎 泰史、山形 真一、中川 義浩

  • 医療薬学フォーラム2018/第28回クリニカルファーマシーシンポジウム
    去勢抵抗性前立腺癌に対するドセタキセルにペグフィルグラスチムが及ぼす影響

    高武 嘉道、山形 真一、鶴崎 泰史、中川 義浩

  • 第18回CRCと臨床試験のあり方を考える会議
    沖縄病院におけるCRC業務効率化への取り組み

    上原 智博、河野 大希、岩尾 卓朗、鈴田 浩孝

  • 第28回日本医療薬学会年会
    院外処方箋における疑義に関する事前合意プロトコル運用の効果に対する評価

    吉本 辰暁、鶴崎 泰史、山形 真一、中川 義浩

論文

2018年
  • 当院におけるダグラタスビル・アスナプレビルの治療経験について

    眞弓 健介、横田 千明、山形 真一、幸 邦憲、杉 和洋、中川 義浩 [熊本医療センター、医学雑誌 18,28-32(2018)]

総説、解説、その他

2019年
  • 論壇 私の薬剤師としての原点 –後輩達に向けて-

    山形 真一 [薬事新報 311-312,3090(2019)]

2018年
  • 薬剤師外来の立ち上げから今日の業務に至るまで

    鶴崎 泰史、山形 真一、中川 義浩 [薬事新報 p.7,3047(2018)]

 

社会的活動 (2018年4月~2020年3月)

2020年
  • 宜野湾シティFM
    ラジオ解説「薬の服用による自動車運転を考えよう」

    築田 晃直(1月)

2019年
  • 宜野湾シティFM
    ラジオ解説「医薬品副作用被害救済制度について」

    長谷部 歩(5月)

2018年
  • 第32回 国立病院機構熊本医療センター臨床薬理セミナー
    「医療安全への薬剤師の関与、今後の展望と期待」
    「非特定機能病院における医療安全管理部門における薬剤師の活動状況と薬剤師の専従配置の必要性」

    講演:渡邉 幸子、司会:山形 真一

  • 宜野湾シティFM
    ラジオ解説「治験について」

    上原 智博(6月)

    ラジオ解説「薬についてよく知ろう PART1」

    鈴木 寛人(11月)

    ラジオ解説「薬についてよく知ろう PART2」

    鈴木 寛人(12月)